君の名わ②
こんにちは🌞
前回からの続きです。
タモを持って待ち構える船長。
茶色い魚体がゆっくりくるくると旋回しながら上がってくる。
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ある人は其を呼ぶ。
[アラ]と。
またある人は其をこう呼ぶ。
[マス][アオナ]と。
またある人からは[モロコ]とも呼ばれている。
漢字で書くと[九絵]。
九枚の絵か。
何か素敵。
どんな絵が描かれているのだろうか。
其の名は。
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船長『あ。クエだ。』
私『え』
出船から1時間も経たずにハタ系最高と言ってもいいであろうターゲットを釣り上げてしまったわたくし。
驚いちゃいますよね😅
ちなみにサイズは40cmくらいかな。
クエとしてはお子様サイズでしょう。
資源保全の為のリリースも考えたけど、腹がパンパンに膨らんで口や尻から色々と飛び出ちゃっていちゃアレなので、恐縮ながら持ち帰ることに。
ごめんねクエちゃん。
と、気を取り直して再開。
偶然クエを釣っちゃったからって、やり切った感出すには早いぞ俺。
まだ見ぬ大物を狙うんだ俺。
などと自身を戒めながらも、その時の私の顔は確実ににやけていた事でしょう🤤
んで、何度かのアタリ。
ヒラメっぽいアタリやハタっぽいアタリも。
残念ながら掛けられず。
で、しばし後。
オモリ分曲がっていた竿先が突然真っ直ぐに。
あれ?底付いたかなぁ?
とその刹那、ズギュンギュン‼️と持って行かれる竿先。
ぅぉらぁぁああ‼️
と鬼合わせ‼️
電動オン‼️
ギュイーン‼️
船長『もうちょっとゆっくり巻いてくださーい』
私『はいっ‼️』
でゆっくり巻きに直して巻き上げる。
タモを構える船長。
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ある地方では其を[アコウ]と呼ぶ。
ある地方では其を[アカミズ][アカアラ]とも呼ぶらしい。
其の名は。
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船長『あ。キジハタだ。』
私『え。こんなデカいキジハタなんているんすか?』
ちゃんと計測してないけど、多分50cmくらい。
と、開始2時間で充分過ぎる釣果を得たわたくし。
充実感に溢れ、9時前に早上がりとなりました。
本日の釣果です。
まぁあれだな。
今日の釣果は本当にたまたま。
自分の実力などと勘違いしない様に気をつけよう。
と、彗星の如く現れた天才プロハタ釣り師の私は肝に命じるのであった。
さあ。
次は何釣り行こうかな。
真鯛行くかな。
おしまい。