【うろ覚え釣行記】カツオの一本釣り物語③
②からのつづきでございます。
んで、もたもたキョロキョロモジモジしてたらさっきのいかつ優しい常連さんが、
『ホラッ‼️始まるよっ‼️やってごらんよ😃』と僕達に声掛けしてくださり、ご自身は早速イワシを付けて投入。即どでかいカツオを引っこ抜く。
うぉーぉぉぉ‼️
といきなりテンションマックスになる僕達。
早速イワシをエラ掛けしてポイッと投入。
すると即時にあたり。
ちなみに、このあたりの説明。
カツオの一本釣りに使用する竿。。。
んー竿って言えるのかアレは。
その竿風なモノは、棒って言ったほうが正しい感じのぶっとい奴で。
例えるなら…そう!
小学生の時の教室の掃除の時に使ってたモップ。
くっさい牛乳が腐ったみたいなワックスにどっぷり浸して床にビシャビシャ塗りたくっていたあのモップ。
あのモップの木の柄の部分くらいの太さと硬さと質感。
で、長さは5mくらい。
めっちゃ重たい。
そんな太さの棒で、先っちょの方もそんなに細くなっていないし、しなる気はさらさら無さそう。
普段釣竿に対して抱いている【竿先であたりを取って、バットの強さでしっかり掛けて竿のしなりでいなして】的な感じじゃないんですよ全然。
太くて硬い棒の先に付けた縄(これは大袈裟かな)に針をくくりつけてイワシをブッ刺す。
そんで、イワシに食いついた魚を力任せにぶっこ抜く。
こんな感じなんです。
漢の釣り。釣りって言うか漁かなコレは。
したがって、あたりは
コツコツ
とか
クンクン
とか
グイーン
とかじゃない。
そうね。
例えるならば、
ガチン‼️
とか
バキン‼️
とか。
肘を痛めてたら激痛が走りそうな、暴力的な強さ。
僕はそう感じました。
そりゃそうだよね。
クッション要素皆無でダイレクトに50〜60cmくらいの丸太ん棒みたいなのが突っ走りながらぶつかって来てそのままの勢いで逃げて行くんだから。
いきなりひったくりに合った様なもんだ。
んで、
ガチン‼️と来たら、力づくで竿を立てて胸元でカツオをガシッとキャッチして針を外し、イワシつけて再投入。
で、すぐに
グギン‼️
と来て力づくで…
それまで何時間も暇暇荒くれクルージングタイムに飽き飽きしていた我々は、飢えたケモノの様に釣り狂い…
ズグン‼️
あ。
重て。
重て重て。
ぐぉおおお‼️
スポーン
お。キメジだー‼️
とか。
グバン‼️
ん?
そんなでもない。うぉらぁーっ‼️
お。しいら。今日はいいや、お逃げ。
とか。
夢中で釣り続け。
船内は、釣り上げられ跳ね回るカツオその他の[バチバチバチチチ…]って音だらけ。
皆さん血抜きもそこそこに釣り続け…
船長の
『皆釣れたから早上がりねー。みんなお疲れっしたー』とのアナウンス後に時計を見たら、20分くらいしか経過していなかったのに、35リットルのクーラーは血みどろ満パン状態😅
この20分くらいの間に、我々一本釣りチーム数名と、ミヨシ先端でバカスカ引っこ抜いていた船宿スタッフさんチーム合計10人くらいで、カツオだけでも余裕で100本以上上げたんじゃないかな。いや、200本行ってたかも。
シイラやキメジも合わせたら、そりゃもうすごい事になってました。
どんだけ異常事態か。
僕は経験するまで想像も出来なかった。
この異常な程の勢いとお祭り感を。
敗戦ムード一色状態からの完膚なきまでの圧勝劇を‼️
高低差で頭キーンなるわー的なね。
帰りの船も相変わらず荒くれ操船でグラングランしながらの帰り道となりましたが、僕やカエルや隣のいかつ優しい常連さんやスタッフさん皆がニコニコ笑顔で至福のひとときの熱冷めやらぬ帰還となったのでした。
ちなみに僕達の釣果は2人でカツオ、メジ合わせて25本くらいだったかな。
よく覚えてないけど、確かそんくらい。
とても捌き切れないので、そのままスーパーのお魚売り場持ってって捌いて貰って帰宅しましたとさ。
いやぁ。
書いてるうちに当時の情景や照りつける太陽の暑さを思い出して、オラ何だかワクワクして来たぞ😀
早く釣り行きたいですね。
ほんと。
頑張って我慢しようっと👍
おしまい。