【うろ覚え釣行記】カツオの一本釣り物語②
こんにちは😃
①のつづきです。
長いので分けました。
さて。
釣行当日。
午前3時に太子もどき宅前にお迎えにあがり、向かうは葉山鐙摺港。
車の中で超ハイテンションマックスの我々。
うぉーやったるぜー見とけよカツヲちゃん‼️
しゃーおらー‼️
とかやかましく奇声をあげながら急ぐ。
到着。受付。
受付の方にカツオの一本釣りは初めてなんですぅ何も知らないんですぅごろにゃーんと言う。
船で教えてくれますよぉと優しく言われる。
不安が和らぐ。
んで、指示された場所で船の到着を待つ。
待つ。
待つ。
ん?来ねぇな。
待つ。
待つ。
んん?遅いな。
待つ。
待つ。
ん?来たな。
乗る。
一本釣りのお客さんは、我々含めて7人くらいだったかな。
他の方々はフカセ釣り?って言ってた。
12人くらいいたかな。
一本釣りチームは左舷の前寄りに固まる様に言われ、我々は左舷前3.4番目にそれぞれ席を確保。
お隣のいかついおじさんに、『おにーちゃん達初めてかい?』と言われ、『アィッ‼️初めてッス‼️』と元気に答えると、いちから教えて頂ける事に。
てっきり船宿スタッフさんかと思いきや、常連さんだった模様で。
なんて親切な方なんだろか。感激。
お聞きした事は大まかには下記の通り。
①一本釣りは竿も糸もぶっとい
②エサのイワシはエラにちょん掛け
③船はイワシの群れやらナブラやらを探してウロウロする
④カツオがいそうな怪しい場所を見つけたらスタッフさんがイワシを撒く
⑤何も起きなければ再び徘徊。カツオがいれば水面がボコっとなる。そしたら船から散水してイワシが泳いでる感を出してカツオをその場に留めて釣り開始
って言う。
うーん。
ピンと来ない。
とりあえず経験してみるか。
んで、出航。
勇ましい船長さんと、若手船長さん?スタッフさん?数名とともに我々は大海原へ。
いざ。
船は走る。
グォングォン音を立てて爆走する。
小波がある日だったので、結構などんぶらこ状態。
周りではクーラーやらタックルボックスやらペットボトルやらが転がりまくる。
なかなかアグレッシブな船長さんだなコレは。
こりゃあ振り落っことされない様に掴まってないと危ないなーワハハハハーって太子を見たら、冬眠前のカエルみたいな表情になってらっしゃる。
けぷけぷ空ゲップなどもしていらっしゃる。
顔面にバシャバシャ水しぶきを浴びながら微動だにしない様子。
あ。こいつ酔ったな。やばいな。
と、常人離れした優しくなさを持つ僕は太子から充分なソーシャルディスタンスを確保し荒ぶるクルージングを満喫することに。
触らぬ神に祟りなし。
放っておこう。
で、葉山を出て、相模湾を所狭しとぐるぐる周るんですよ。
多分、江の島、茅ヶ崎、平塚、小田原、真鶴、の各沖あたりずーっと走っては止め、イワシばら撒いては何も起きず、また走っては止め、イワシばら撒いては何も起きず。
何度も何度も。
そんなこんなで4〜5時間くらいかな。
一度も竿を出さずにぐるぐるぐるぐるぐーるぐると。
ああ。
今日はきっとダメな日なんだろなー。
昨日の釣果は1人0〜2カツオかぁ。
いいなぁ。
昨日来ときゃ良かったなぁ。
ああ。
太子は完全にカエル化してるなぁ。
アネロン飲ませときゃ良かったなぁ。
さっきからゲロゲロ言ってる。
可哀想なカエルだ。
あ。
止まった。
イワシ撒いた。
しーん。
あ。
また出発した。
と、こんな繰り返しに飽き飽きして来た頃。
それまでは、パヤオ?って言うのかな。
沖ブイみたいな近くを主体に攻めていたところ、急に何もないところで船を止め。
ん?
何?
あー流木があるなぁ。
あの流木狙いかな?
なーんてぼんやり見ていて。
スタッフさんがイワシをばら撒く。
ボコっ‼️
『出たゾーーッ‼️』ブシャーッ‼️
吠える船長。
迸る散水。
何事かとむっくりと起きるカエル。
うぉっ?マジか?ついにその時が来たのか?
急だなオイ。
心の準備がどうのこうの。
などと、もたもたしつつ。
③につづく